旅する情報系大学院生

旅と留学とプログラミング

4月のLLVM活記録

Closedなやつから。

1. Fix a bug which access nullptr and cause segmentation fault
null pointerを参照して死んでいたので、Nullかどうかのチェックを入れました。

2. Add path from clang to doxygen document include header
Clangのdoxygenが "#include " みたいだったのを #include "include/clang/Sema/Sema.h"になるように変えました。

3. Emit warning when umbrella directory does not exists
clangのmoduleという機能の中で、umbrellaという"ディレクトリ内にあるヘッダファイル全てをmoduleに追加する"ようなディレクトリが存在しない時にエラーを吐いていたのを、warningに降格しました。

4. Changed llvm/CMakeLists.txt and added relative path to llvm doxygen
2と同じことをLLVMのdoxygenに対して行い、LLVMのCMakeLists.txtをClangと同じような書き方に(パスの通し方など)直しました。

下の3つはまだマージされてないです。
5. Fix a bug that -isysroot is completely ignored on Unix
一番最初に投げたパッチですが、難しいバグでどこまでが仕様なのかわかっていないのでマージされないでいます。
isysrootという、ヘッダのルートディレクトリを指定するフラグがUnixで全くハンドリングされていないのでそれを直しました。

6. Fix a bug that warnings generated with -M or -MM flags
まだマージされてないです。
-M,-MMというMakefileを自動生成するフラグでMakefileにwarningが入るバグを直しました。

7. Fix a bug that -Wmissing-braces fires on system headers
-Wmissing-bracesという括弧が足りないよというwarningが、ユーザーにはどうしようもないsystem headerに対しても出るバグを直しました。