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アメリカ博士課程留学 − 結果&スコア公開編

今後、海外の大学院への出願を考える方々にとって最も有益な情報となりえるのは、「どのくらいのスコアで、どのくらいの学校に合格した」という実例だと思います。この記事では私が2019年の12月に出願した際の実績や点数を公開し、そのようなサンプルを提供したいと思います。

出願した大学院と合否

大学名(志望順) 事前コンタクト 面接 結果通知日 合否
MIT 8,9月に研究インターン
継続的な共同研究
なし 2/4 合格
Stanford メールでコンタクト
8月に訪問
2/4
(2人の教授と個別に面接)
2/11 合格
CMU メールでコンタクト
9月に訪問
なし 2/6 合格
UW メールでコンタクト
9月に訪問
なし 2/6 合格
UCB なし なし 3/5 不合格
Harvard なし 1/8と1/22
(2人の教授と面接)
2/6 合格
Brown なし なし 1/30 合格
Princeton なし 1/13
(1人の教授と面接)
1/31 合格
University of Maryland なし なし 2/6 合格
UCSD なし なし 4/1 不合格

全ての大学院において、Computer Science DepartmentまたはEECSのGraphics groupに出願しました。

1月に面接の連絡が来ないと落ちたのか心配になりますが(私は死ぬほど不安でした)、結果的に3校としか面接を行いませんでした。その中でも、PrincetonとStanfordは15-30分雑談をしただけで、もう合格に傾いているのかなという印象を受けました。Harvardはガッツリと質問&コーディング面接を60分間x2回行いました。Gradcafeという面接の連絡や合否通知が来た人が投稿する掲示板があり、1月中は5秒毎にそのサイトをリロードしていました。

小話ですが、Stanfordの面接中にMITの合格メールが来て心臓がひっくり返りました。その瞬間、「これはMITに受かったことを言ったほうが良いのか、それとも言ったら印象悪くなるのか」という思考が脳内を駆け巡りました(言いませんでした)。

実績一覧(2019年12月出願時)

カテゴリ スコア
GPA 前期のみ:3.28(優25単位,良31,可7)
後期のみ:3.97(優上28,優30,良2,可4)
総合:3.63
TOEFL 105点
GRE Verbal 154点(64%)
Quantitative 166点(89%)
Writing 4.0点(57%)
奨学金 船井奨学金
推薦状 東大の指導教員(日本人)
研究インターンホストのMITの教授(アメリカ人)
CERNのグループリーダー(ドイツ人)
実績 トップ会議ショートペーパー一本
トップ会議ポスター一本
関係ない分野のフルペーパー二本
査読なし国内学会ポスター一本

出願した大学院の多くに合格を頂けた最大の要因を1つ挙げるとすれば、MITの教授に推薦状を書いて頂けたことだと思います。彼はSOPに書いた教授の多くと共同研究をした経験があったため、よく知っていて信頼している教授からの推薦状というのは強かったのではないかなと思います。

奨学金

奨学金名 面接日時 結果
船井奨学金 11/9 合格、受給
村田奨学金 10/28(二次面接) 二次面接通過、最終選考辞退
中島記念奨学金 11/1 合格、辞退
リクルートスカラシップ - 書類選考通過、最終選考辞退
竹中育英会 - 書類選考落ち

中島記念奨学金の面接に行く際、普段着(革ジャンとジーンズ)で家を出てしまい、不安になって先輩に面接の様子を尋ねたところ「みんなスーツだったよ」と言われ、急いで家に帰ってフォーマルなワンピースに着替えた覚えがあります。面接に行く時はフォーマルな格好で行きましょう。

さいごに

この記事では、私の出願結果と出願時の実績やスコアをまとめました。何か質問やコメントがあればコメント欄やお問い合わせフォームにご記入下さい。

私が出願に至った経緯に興味がある方はこちらの立志編を読んで下さい。
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